そう、ティーンエイジャーは隠し事に敏感なんだ。
というか学校に散らばる情報、主に人間関係ジャンルは念入りに把握しとかなきゃ、
今後、自分の女子高生活動へ不利に働くことがないとは言い切れない故に、
誰しも噂話には臆病らしい。
ほら、彼氏の携帯電話を盗み見したり、いつどこで誰と何をしたかと束縛したりな彼女の執着心から見て分かるように、
『相手のこと全部知っとかなきゃアタシ不安なんだょ、それにアタシのこと全て知ってほしぃんだょ。それが愛だと思ぅから』的なロマンティック名台詞から溢れ分かるように、
君が女子力高いモテ子を目指してるなら、
友達には心を晒けださないといけないんだ。
主人公、人生最大のピンチ、
それは、
『本音も話せなぃなんて玲たち本当の親友ぢゃなぃのかな……つらぃ……苦しぃょ……』
親友のブログに自分へのメッセージを書かれちゃうかもしれないことだ。
大人にはチンプンカンプンで構わない。
学生にとって、いかに自分たちが仲良しグループかを皆へアピールするには持ってこいのSNSサイトは、
逆に、構ってちゃんが誰かをハメたい時に、皆にアプローチできる末恐ろしい武器だったりもする。
「――――っ、あ、と、その。玲ちゃん……?」
君の唇に魔法が働いた時、次の授業が始まるチャイムが鳴ってしまっていた。


