心の中で叫んでる。
『アタシと居てもつまらないのかな』
『親友って思ってたのはアタシだけなの?』
『遠くにいかないでよ』
本当は仲良くなりたいがために、絆を不安がる天使なだけなのに、
悪魔の誘いに惑わされ、友情を間違えてしまってるんだけど、
純粋が故にそこに気づけない。
悲しい結果論か、
『あの子、アタシらよりあっちのグループが居心地良いみたいだね』
こんな、心境になっちゃう。
それが可愛い乙女によるオシャレなイジメもどきの始まりの大半なんだけど、
その秘密を知った者は生かしておけないって魔女たちが命を狙うとされてるせいか、
そんな死の闇時代の歴史は世に出ていないし、今後も誰かの目に触れられることはないらしい。
学校の国は恐ろしい?
ううん、ちょっと可愛いだけだ。
「玲喉乾いたかもー購買行きたいかも」
「私も! 君チャン行こ。ね、澪碧嶺はー?」
「……でも盛り上がってるっぽいよ?」と、玲ちゃんが、
「あー、そかあ」と、ルルナが、
そして、「まあいいっしょ、ひゅったん居るし?」と玲ちゃんがもう一度、
その一声に君が席を立てば完成、
あの子がトランプゲームを楽しむなら、残された君たちは購買に行くテイで澪碧嶺を置き去りにすればいい。
これが一般的な思春期学生の透明な日常の一例だ。
参考になったかな?
君がまだ十代ならば、この言葉マジックは残りの学生生活で応用がきくので、
今後のためにも、ぜひ練習しておいていただきたい。


