おとり化粧室


「あーそれよく聞くよね! 男子が可愛いってゆー子、女子からしたら微妙にオシャレくなくてダッサイってゆーね?」


可愛い女子高生見習いルルナの治癒魔法のお陰で玲ちゃんは蘇ったらしく、

机に頬杖ついてテンション高々、身を乗り出して熱弁を始めた。


ちなみに、男子は引くかもしれない裏技を教えてあげようか。

それは、ちゃっかり『聞いたところによると』って前置きして、

あくまで『アタシの意見じゃなぃんだょ〜』って保身は欠かさずマイナスな噂話を広げるあたり、

一般的な青春スマホ戦士の女子力は讃えられるべき神の域だったりするんだ。



『女子内の評価で中途半端な子ほど男子ウケが良い』

この玲ちゃんの説は学校の国だとなかなか有力で、

全員が同じ制服だからこそ着こなし具合が顕著となり、


例えばセーラー、自己アピールは蝶々が大きいとか緩いとかスカーフの結び方、

美的バランスは身長に対する肌色面積、つまりスカート丈とソックスの長さで決まり、

例えば体操着、可愛い子は短パンがあるのに長ジャージを折ってカボチャパンツみたいにするとか、

派手な子は上ジャージのジッパー全開が大半で、逆に地味な子は閉じてるとか、

……なんかよく分かんないけど、


こんな風に、まず女子高生たちはクラスメートのファッションを観察し、

次に、