おとり化粧室


要は友達に嫉妬してるって話なんだけど、

もう高校生で大人だし、男子にモテたいし、
何より女子に嫌われたくないし、色々事情があるし、

まあ一番は、まだ駆け出しの新人アイドルだからこそ、

君たちはたとえ作ってでも謙虚にありたくて、

よくあるパターン、澪碧嶺を陥れヒステリックな意地悪バッシングを実行し、

迂闊に自分たちの好感度を下げたくない。



そう、ここは学校の国、リアルな社会、可愛いがテーマの女子高生は、

『生涯アタシたち親友だもん★』のポリシーを死んでも曲げたくない。

大人に嘲笑されようが、世間に攻撃されようが、お姫様な仮面は外せない運命なんだ。



「トランプいいね〜?」

そのせいかな、和ませ上手なルルナが言う。


ひゅったんたちを選んでお勉強会を抜けた澪碧嶺に自分たちが触れないのは不自然だから、

気を利かせ、

「てかあれだよね、澪碧嶺可愛いから男子ちょい静かになったね?」と、

面白くなるよう茶目っ気込めて肩をすくませ、「男の子って分かりやすいよね〜」と、更に付け加えた。



「あ〜、……」

でも玲ちゃんの反応はイマイチだし、もともと君は口下手だしで、

あんまり空気が良くならない。



こんな時、男子がほっとけない純粋ほんわか女子ならどうするのかな?