「っ、そ〜だよ! スマホん機種も体育ん時のスニーカーとか香水とか! 美容室もだし担当のお兄さんもそお〜でしょぉ?!」
ここぞとばかりに事実を教えてあげた。
日本の国で裁判は互いに正論を主張するなら、
学校の国の権利として、君が潔白を訴える行為に非はないと思われる。
「んー……かなぁ、?」
ルルナが眉を寄せて険しいフェイスを作っているのは、澪碧嶺の盗作っぷりに嫌悪感がわいたのではなく、
澪碧嶺が君の模写をしている記憶を思い浮かべられない自分に対して困惑しているようで、
温度差を感じた。
力説した君は、もしかしなくともルルナにヒステリック女で映っているのかもしれない。
『だって!』
そう叫びたかった。
でも口を開けられなかった。
そんなんじゃあ、ルルナの中でただのクレーマー呼ばわりされてしまうと普通の人間は想像つく。
だからって、澪碧嶺の悪行に目を瞑り、君だけが泣き寝入りをするのは腑に落ちない。
そう、社会人には意味不明だろうが、オシャレやキャラクターをパクられるのは十代にとっては重大、致命的、
このまま澪碧嶺を法で規制できないのは悔しくてたまらないのが学生リアルだ。
よって、君が可愛い女子高生を夢見るなら、どんな役を演じたらベストなのかな?
気持ちに素直になって腹を立てる人物ではなく、
こういう時は冷静に計算し、主人公は悩んでる設定がマスト、
君は意気消沈演技をしようか。
なぜなら、君たちが暮らす世界では、プンスカ女イコール子供、社交性ゼロ、ワガママ、
無知、自己チューっていう低俗な生き物だと冷笑されてるんだもの。


