そして、澪碧嶺はというと君との姫キャラ立場逆転が悔しいのか黙ってるから、ちょっと気分は良くなっちゃう。
実力がない癖にチヤホヤされてきた待遇が失われるとなれば、心神喪失に値するらしい。
そのマヌケな顔が美味しかった。
「冬夜くんって玲ちゃんのスマホチェック欠かさないもんねえ? 玲ちゃん一途なのにね〜」と、
ルルナが玲ちゃんばっかりフューチャーしやがるお陰で優越感タイムはおしまい、
やっぱりムカムカだった。
わざとー?
玲ちゃんよりあたしでしょ
あたしが今グループの
ルルナってば
あたしがトップなの分かってる?!
ポーチを忘れメイク道具の強奪にかかる子、一人お気に入りの動画を見てご満悦な者、
電車でポータブル音楽プレイヤーを落として踏まれたと嘆く奴、求人情報誌片手にバイト代の計算をして文句言う人、
我が物顔でロッカーに腰掛け居座るテンション高めな3組の少年、窓から身を乗りだし部活仲間にオハヨウを叫ぶ少女、
時計の秒針が十二を過ぎる度に、徐々に空席が埋まってく。
さて、君のストーリーも十中八九時間が肝心、女子高生として負けたくない。
まず、ルルナのかんにさわる発言をスルーしよう。
次に、艶出しスプレーでみずみずしさが自慢の髪を揺らし、玲ちゃんとの距離を縮めるよう机に手を置き安定をはかり、やや前のめりに腰を浮かそう。
最後に、


