「あ〜可愛い、これ女優んナントカちゃんがブログで紹介してたやつだよ、いいなあ〜」
君はスマホ片手にギャルっぽさが人気な女優のブログを検索して皆に見せてあげる。
長方形の画面には、ひゅったんと同じく鏡の前でポージングした記事が出てきて、
二人とも似合うけど、自分の方が着こなせると勝手にライバル心を燃やしてみてもいた。
「てかナントカちゃんとひゅったん似てるよね〜可愛い。メイク似てるのかな?」
日々、自分は童顔でお化粧が似合わないんだと自虐してるルルナなんだけど、
要は、アタシはスッピンでも外出できますよってちょっぴり自慢していた。
「あ、待って待ってまた自撮り〜?! ひゅっ――あの子って右斜め上の写メしかないことない? 右斜め上がキメ角度なの?」
そして、玲ちゃん。
玲ちゃんは誰かをイジるのが好きで、
ルルナの携帯電話を奪い、ひゅったんの過去記事から自分撮り写メのポージングを検証し、
左頬を肩に近づけ面白おかしく上目遣いをしてみせた。
「アハハッ!」
ゲラのルルナは玲ちゃんの顔芸に手を叩いて爆笑し、
主に男子へ向けて、教室で一番お友達と仲良くアタシお昼を食べてますアプローチをする。
さて、女子は不思議な生き物で、オシャレと評判の子のダメなポイントを細かく探して、
そこを執拗に叩くのが趣味らしく、
嫉妬なのかなんなのか、可愛いとチヤホヤされるクラスメートを疎ましく思いがちだ。
よって、君たちのグループは一人、
今回は、ひゅったんをゴシップ少女に祭り上げてしまっているものの、
それは別に学校の国だとごく普通の流れで、意地悪とか性格ブスに値せず、
特に問題はない。


