「付き合う前は普通にいっつも冷静だから落ち着きあるタイプだと思ってた分ね、ギャップ?、あ、本当に束縛されてないんだよ、ただ隠そうとしてる架翔琉サンがもう可愛いの。
どっちかってゆーと冷静沈着クールな印象じゃない?、まさか可愛いって思うとは〜ってびっくり」
ジャンケンのグーとパーの合体っぽく指を柔らかく曲げた手で口元を隠し、
肩を揺らして、君は乙女にシュガーパウダーを撒き散らして笑う。
さて、この何気ないお喋りを女子語に訳すとなんでしょう?
『ヤキモチやかれるぐらいアタシは可愛いんだよ』の自己愛や、
『彼氏が心配するぐらいモテるアタシは可愛いんだよ』の自慢、
そんな深いメッセージが巧みに込められてるんだとか。
スマホ勇者やってる身分の君は、日々、味方のようでライバルでもある女友達の洗礼攻撃を受け取れてるかな?
学校の国では、女子高生は仲良しグループの前でもアタシ発信を止められない生き物だと有名だ。
しかし、そんなイジワル作戦に鈍感なのが真の女子力だろう。
このバトル、君は勝てるかな?
常に相槌上手なルルナが「可愛い〜それ可愛い〜、そゆ男の子玲ちゃんタイプでしょ」と仲間内に振り、
いつも自分中心な玲ちゃんが「タイプタイプ、冬夜に似てる〜可愛い〜」と誰も話題にあげてやしない彼氏のことを語りゃあ、
「似てる似てる。冬夜君てワイルドなのに彼女んことになると女子入ってて可愛いよね」と、盛り上げ上手が災いし、
ついにルルナまでもが冬夜ネタを投入しやがる。
今は架翔琉サンを纏う君の番なのに、冬夜カラーで玲ちゃんが主役になっちゃってる。


