大トリは君、
一番、『ヒステリックまぢキモ』って呆れつつ怯え半分、怒らせないように下手に出て手伝うのが玲ちゃん、
二番、『しゃーねえな』ってため息混じりに助けてあげる、完全にほっとけなくて手伝うのが澪碧嶺、
三番、無言のオーラに耐えきれず『手伝うよ、手伝えばいーんでしょ』と、まんまと策に嵌まり手を引けず手伝うのがルルナだが、
誰でも手伝うしかないそんな君のパターンは置いといて、
この長ったらしいたとえ話がなんだったのかっていうと、仲良しグループの裏事情を簡単に伝えたかっただけだ。
要は、澪碧嶺に玲ちゃんにルルナの三人中三人に自分が一番雑な位置付けされてきた過去が納得できなかった。
なぜって、自分勝手な玲ちゃんより君は性格良いし、オシャレと人気の澪碧嶺は君のパクリなんだし、八方美人のルルナより無口な君の方が害を与えてないし、
だったら、なんでナメられなきゃなんないのかなって不服だったんだ。
だから、10ページ前の発想に至る。
今や花嫁先輩効果とひゅったん効果と架翔琉サン効果で見下されることは皆無なんだから、ほっとけばいいのに、
女子高生のプライドにかけ、可愛いイタズラがしたくなっちゃう。
『架翔琉サン優し?』
君がキラキラ女子を名乗るには、彼氏語りがくどい友達に有利な黙らせ方は何か分かっておくべきだ。
余裕があるせいか、柔いグロスが輝く唇の右端が不意に持ち上がり歪んだ笑みが出る。


