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さあ、ストレスの源トイレ事変は置いといて、
女子高生っぽいお昼休みの可愛い過ごし方の模範を教えようか?
机を移動させたり椅子の向きを変えたり、好き好きに小島を浮かばせる。
「待ってラーメンとかやめて〜!!」
「ちょ、異臭騒ぎだから〜!」
教室の一番後ろで床に直接座り、輪を組んでお弁当を食べていたギャルちゃんグループは、
カップラーメンをがっついているイケてる男子に野次を飛ばす。
すると、明るい女子にイジられて嬉しい彼らはテンション急上昇、
「ファプリィスで撃退しろ!」と、
誰かの一言をきっかけに、消臭スプレーを十回連続発射しやがったお陰で、
食事中の空間が、なんとも表現しがたい香水を発明した。
「もおー! 食べてる時にファプリィスはナシだってばあー! 吐く!」
プンプン怒ったギャルちゃんの一人は、犯人に蹴りを入れにいって、
「いてえ」
ワチャワチャした一角をクラスメートの大半は青春で良いなぁと羨んでて、
中には低レベルで煩わしいと思ってるメンバーも居たが、それも要は妬いているだけで、
なんやかんや皆がある一ヶ所に注目している。
「お詫びにジュース貰うから!」
ギャルちゃんはイケメン君が飲みさしにしていた紙パックのジュースを強奪し、
自分の集落に戻っていく――――この一連の流れこそ輝かしい高校生活の基盤だ。
そして、君。
君の場合は、皆と異なって、
わざと弾けてみせるギャルちゃんを痛々しいと馬鹿にしていたし、
何でアタシの魅力に気づかないのかなってギャルちゃんにときめくイケメン君たちを不満に思ってもいた。
それはさておき、
女子高生っぽいお昼休みの可愛い過ごし方の二つ目の例を挙げようか。
「玲ちゃん知ってる〜?」


