わざわざ聞かなくても聞こえてる。
『ウチのメンバーだと面子揃わないから、ゴメンけど澪碧嶺を貸して?』って、
ハテナを付けてるようでハテナ本来の威力がない話ならバッチリ聞こえてる。
今までのデータから傾向を立てて働く大人社会と一緒で、学生社会も昨日までの感覚から予測し備える訳で、
雨の日の体育とか宿泊研修のバス移動とか、急遽人数足りない時、
相手側の事情より自分たち優先で交渉と言う名の圧力をかけてくるグループに従うしかないって諦めがついちゃう。
またいつものパターンだよ
ため息を飲み込む君が訴えかけるように玲ちゃんを見れば、即座にアイコンタクトを送り返され、
そんな二人がルルナと三人でテレパシー会話のやりとりを始めてて、
後の当事者となるであろう澪碧嶺は、気づいてる癖に気まずいからと気づいてないフリを演じた。
「七夕祭り浴衣だよね」
「何色にしよー?」
「オソロ良くない?」
「いーね、オソロにしよ四つ子になろ」
キャッキャはしゃぐふあふあグループの違和感を悟る方が難しくて、
「男は甚平だっけか」
「浴衣でも良いらしい。持ってない奴は貸してもらうようにってさ」
ジムとパンクはささやかに楽しくやってる。
はりつめた空気を探知できるのが、スマホ戦隊・女子高生、
さて、君はクラスメートの危機を救う準備がととのったかな?


