「玲ら四人じゃん、ジムたち二人組だしジムんとこに声かけよっか?」
「うんうんジム」
「だねぇ」
玲ちゃんの無意味な質問文に澪碧嶺とルルナが乗っかった。
……別にいーけど
矢尾君とこと
絡みたかった〜とか
まあ無理だよね
多数意見が正しいってモチベーションの君は、「そうしよ」と潔く笑っておく。
だって、上手くいく。
クラスメートの輪から離れ、直立不動のポーズを崩さない男子二人組に、
玲ちゃんを先頭にふあふあグループは近寄った。
一人が謎に直線の長い前髪で目を隠すCG的ヘアスタイルにこだわる華奢な体型の奴で、
もう一人がいつも驚いてるみたいに目鼻立ちくっきりで分厚い唇が特徴的な奴で、
差別だとか悪口だとかクレームが入るだろうが、リアルを語るには必要な表現なので不快な思いも辛抱していただきたいところだが、
それでもモラルがあって、配慮し、どんなに言葉を濁したとしても、
彼らは不衛生だと揶揄されがちなタイプだった。
君を含め、皆が陰で不気味がってた。嘲笑ってた。
ちなみに、
この説明文にカチンときた者は、学生時代の特徴を思い出そう。
そう、これがぶっちゃけ話ってやつなんだ。
皆は裏で楽しくトークしてるでしょう?
逆に、
この説明文にシクシクした者は、この程度を流す女子力を身につけておこう。
そう、これがいちいち真に受ける方が損をする話なんだ。
皆は素で喜んでいるでしょう?
ほんとうの青春を知るには綺麗事ばかりは無理っていうスタンスのケータイ小説を読んで、腐った心と向き合おう。
荒治療だが一番女子高生らしい勉強法だ。
『ジムたちは不潔』
この価値観が学校の国の定番なんだ。
そして、君は学校の国の一部だ。
「ジム〜玲らと組もうよー、したら六人揃うじゃんかぁ、ね」
となると、ふあふあグループが社会的地位の低い男子ペアを誘ったら不思議かな?
ところで、


