大変だ、今度は生き霊たちが暴れ始めちゃった。
『もう考えるのヤダ、いっそ出席番号で自動にしてよー先生がなんとか根回ししてよー』
周りの様子から、自分たちグループの人数的にどう考えてもハミグループと組むフラグが立ってると気づいた生徒は、
そんな暗い未来は御免だと、出席番号順を懇願するんだけど、
逆に、出席番号順だと仲良くしてる五人グループの中に自分一人がポツンと入り込む形になるって予め分かってる生徒は、
『先生いまさら出席番号順とか提案しないよね? 出席番号順だと絶対アタシ空気、嫌がられちゃうよ、気まずいから。出席番号順は無理無理、頼むから先生もう黙っとけよ?!』って、
無言の声に必死でお断りする。
『てか時間かけたってどのみち誰かしらモメるんだしぃ、クジにしたらいーのにぃ』
もうグループ決めに疲れたためクジを熱望する生徒が居れば、
『誰もクジとか言わないでよ? もしも皆が一緒のグループになってアタシだけ違うグループになったら寂しいからヤだヤだ、クジ反対っ!』って、
死に物狂いで抗議する生徒も居る。
霊感あるタイプだと音楽室は喧しくて辛いはずだ。
ちなみに、そのように生徒が困ってるってのに、先生ったら能天気にピアノをたらたら弄ってるのがリアルだ。
「決まったグループはしゃがんでください、したら楽譜の中から好きな曲を決めるとこまでが今日の部分ね」
だから、いけしゃあしゃあと指示できちゃう先生に、君たちが舌打ちしたのは秘密だったりする。


