「はーい、じゃ、全員揃ったとこで。まずはハンドベルのグループ作ります。このクラスはさんじゅ〜三十、三十八人だからー……五人組か六人組になってください。
男女混合でも別でも何でも良いよ〜。メンバー決まったとこはしゃがんで待っててね、小声で雑談許しましょう。はい、スタート!」
先生のお言葉に、一瞬で教室の空気が凍りつく。
夏が間近な季節に寒気がする。
冷や汗が出る。
喉の奥がペンチで潰されたみたいに圧迫される。
『グループを作ってください。』
学校の国だと、これは死刑宣告なんだ。
とてつもなく重たい言葉なんだ。
ただし、その理由は女子高生の常識的に既に察してるもんだと仮定し、君が読むケータイ小説の話を急ぐ。
『一緒に組もうね?!』
目での会話は無音だが、クラス全員はそれぞれ自分の友達の声が聞こえてる。
ホラー現象だ。
音楽室にはオバケが住んでるらしい。
たくさんの訴えが響き、やむ気配すらない。
『アタシら一緒だよね?』
『オレら一緒だよな?』
男子も女子も成仏したくて必死、
君がブックマーク中の物語は青春ジャンルのはずが、いつしかオカルトめいてきやがった。
君だってそう。
すぐに玲ちゃんと澪碧嶺とルルナに視線を送り、
『呪ってやる』って幽霊が迫るのと同じ本気で、『穏やかに過ごせますように』って深い念を唱えてる。
そして、


