おとり化粧室


どんなに玲ちゃんが頑張っても、花嫁先輩の直系は君である事実をでっちあげるのは不可能だ。

更に、呉先輩もオシャレ女子高生を志す呉先輩なだけあって、

君の親友ポジの玲ちゃんはキープで本命は君、
ちゃっかり『ニューカマーの後輩と仲良いアタシ』の未来計画をすすめたい模様だ。

君にジリジリ迫ってくる。



出会った勇者が魔法バトルを挑みお手並み拝見的な流れで、

出逢った女子高生はスマホを交わす。
そう、それは新たなる友情ストーリーの始まりを意味するんだとか。


初めましての関係、
まあ、恋のトラップか憎悪への終焉か、どちらになるかはまだ分からないのだけれど、

日本の国がアイドル戦国時代で盛り上がってる頃、学校の国も同様に忙しい。

自分のキャラクターを企画し、メイクや服や髪や声や動作など試し、

身内ファンの前で『カワイイ!』って手応え得られたら、アタシって商品を徐々に世に売り出す。


君の場合、
レジの横に知人作家の絵本とか手作りブローチの雑貨コーナーとかが組まれてて、

日替わりランチが香草チキングリルと根菜スープと本日のケーキ、

パンをブレッドって黒板に書いてそうなカフェをたくさん知ってるオシャレなふあふあアタシとして、皆に慕われたい。


六月の空に、お砂糖の雪が振っちゃえば可愛い。

君の笑顔は太陽より眩しかった。