「おーはよぉ〜」
君の自信満々メロディーが響く。
だって、学年でそこそこ可愛い子たちに呼びかけられたら女子高生的に名誉バッチリ、
『なんかアタシだけ友達多くてごめんね?』って、ふあふあグループの手前嬉しい。
また、君たちを盗み見してる他クラスの男子たちに『君チャン人気者なんだなぁ』って苦労知らずでアピールできてるし、
女子たちに『1組のあの一軍とコンタクトとれるって……君チャンとアタシも早く仲良くなりたい』って、頭働かせず売り込めてるとか、
かなりラッキーだ。
さて、周りの目を気にしすぎやら親友に失礼やらなんやら、
そろそろ君の性格が悪すぎると世間に叩かれ始める頃かもしれないけれど、
相手は十六歳、セーラー服の似合う現役学生でスマホ達人ときたら、
弟が産まれた四歳児が赤ちゃん返りしてる姿と同様に、なんとなくあたたかい目で見てやるのが大人の余裕ってやつだ。
まあ、もう高校生の癖に成長過程って言葉に甘えるとかどっちにしろ欠陥人間っちゃあ否めないも、
大丈夫、最初から完璧女神など絶滅危惧種だし、
君の場合、いずれ自分がイジメられっ子に堕ちた未来に改善の余地はある。
そう正体不明の予言者が告げてるから、きっと正しい。絶対に正しい。
ついでに、モテないんじゃないかって心配をかけてるかもしれないけれどご安心を。
というのも、


