最後は、
『このアタクシのお陰であんたらも光を浴びてんだからね? 感謝しなさいよ?』って、
仲間内で優越感に浸ってる君だ。
玲ちゃん、澪碧嶺、ルルナ、君、四人は親しいふあふあグループで、
ねえ、ビッチに進化した女子高生が、しがらみなく本当に友達を見つけたら、
それはきっと運命と呼べるはずだ。
あいにくここはリアルの世界、
花嫁先輩シャワーで輝く娘の隣をなぜ三人が欲しがるのかって、真のキョトンちゃんには想像さえつかなかったことだろう。
廊下を歩けば教室の窓から色んな他人に覗かれ噂をされる今、
『君チャンの友達のがなかなか可愛くね?!』って、男子に見初められたいからで、
『君チャンの友達のがオシャレぢゃね?!』って、女子にセンスを認めてもらいたいからで、
要は、君を出し抜いてやろうって、君の親友らは夢を抱いちゃってる訳で、
昨日の今日、薄メイクでもラメパウダーが増えてたり、ほのかな香水でも特別な時用の高級なやつだったり、
この前眉毛の脱色をした癖にまたしてたり、アイロンしたのかスカートのプリーツがくっきりしてたり、
三人はやたら身だしなみに磨きがかかってるって感じなんだ。
ほら、男女平等にモテたい三人は、君の親友だけあって腹黒い。
表面上はキャッキャやってる友情も、大人の国の株の変動や在庫管理みたく結構難しいでしょう?
「音楽の先生って趣味が仕事でいーなー」
昔バイオリンを習ってた玲ちゃんがああだこうだ言ってんだけど、
入学以来、可愛い代表の澪碧嶺の隣を固持し続けた彼女のことだ、ナチュラルに玲ちゃんが君の左側で笑ってた。


