女子高生はアイドルだ。
教室という事務所に所属し、それぞれグループを組んで華々しく学校でデビューする。
大衆の前、つまりクラスメートの前では、可愛い女子がイジメを働くなんてナンセンスっていうポリシーを心得てるから、
『アタシたち仲良しです』『オフも一緒に遊ぶんですよ〜』ってアイドルが明るく笑うのと同じ要領で、
ブログに『ナントカちゃんまぢ一生親友』『こんなアタシをいつも支えてくれてありがとう大好きだよ』って、女子高生は友情宣言するけど、
アイドルばりに腹の底は誰にも見せず、大切な仲間は最強のライバルなんだ。
そしてアイドルが派生ユニットを組むように、女子高生も違うグループとつるめるっちゃあつるめるも、
それは実力と人気がなきゃ難しい話で、
アイドルが簡単に事務所を移籍できないように、自分の意志でなかなか卒業できないように、
女子高生だって学年が変わるまでは、とりあえずトイレとお弁当と放課後と色々と親睦を深めるべく、共存してかなきゃならない。
芯あるアイドルしか芸能界を生き抜けないのと同様に、
決意がなきゃ女子高生はリアル世界でやってけない訳だ。
「てかウチも彼氏ほしー」
三ヶ月出会いがないと澪碧嶺が落胆している時、チャイムが鳴っているのが後方で聞こえ、
秘かに君は舌打ちした。
澪碧嶺と玲ちゃんとルルナと現役女子高生アイドルやってるなら、
同士は遅刻をしなきゃならない掟を君が嫌がるのはダメ、
それに、
遅刻して教室に入る感覚は人生で無駄にはならないとも言える。
だって、


