プリクラ手帳は青春の詰め合わせだ。
家族で行った映画チケットとか不気味な動物キャラシール、
友達と誕生会開いた店の割り箸袋とか甥っ子にもらったラッピングのリボン、
水族館デートのスタンプラリーシートとかネイル画像、
赤点テストの答案用紙とか大好きな曲のCD帯、
なんでもかんでもペタペタ思い出をコラージュして、アタシの世界観を創る。
君が十代なら、ペンや文字のデザインにだってこだわり書き込み、皆と被らずセンスよく仕上げたいところだ。
また、『アタシにゎ友達居ます』アピールに繋がるアイディア、
クラスメートに色紙みたくなんかメッセージを手帳に綴ってもらうと女子高生的ポイントは高い。
中でも、プリクラ手帳って呼ばれてんだから肝心なのはもちろんプリクラだ。
自分が写ってるタイプなら、いつものメンバーより色んな子と撮ってる一枚の方が価値がある。
なぜって、『同じクラスのグループ、別のグループ、違う組の子、地元の仲間、バイト先の人たち、親戚、男友達、先輩に後輩、部活軍団……友達多いんだな』って、
自分のプリクラ手帳を見てる子に尊敬される傾向が強いせいだ。
学校以外で遊べる子がたくさんなアタシ人望あるアピールで、プリ帳を作ってるだなんて薄汚れた見方をしてはいけない。
皆はプリクラ手帳を普通に持ってるだけの話だ。


