三年の代表、いいや我が校の代表・花嫁先輩に昨日気に入られたばかりの子、
今朝、一年のトップ・ひゅったんに目をつけられた子、
四月から一年の彼女アイコン・澪碧嶺と仲良くしてる子、
華々しくデビューを決めた君が、皆のペットになるのも時間の問題な今、
二組でイケメンだと騒がれる矢尾君は、男子力を発揮したんだ。
君の頭を叩いたり、君の背後から抱きつく真似をしたり、君を赤面させたり、君の髪をめちゃくちゃにしたり、
その任務の目的は何か、分かっとかなきゃ女子高生に恥ずかしい。
『オレってば最近可愛いと噂のコイツとこ〜んなに気軽に戯れちゃえるんだからな? 羨ましいだろ!?』なんて感じで、
『別に好きじゃねぇけど君と簡単にイチャつけれちゃうオレ』っていう男子への優越感と、
『三年にまで人気のコイツと仲良くしちゃえる奴って男子の中じゃオレぐらいだからな、そこんとこ覚えとけよ』なんて感じで、
『国民的アイドルと対等に接するオレって手が届かないぐらいイケメンだろ? 気安く惚れるなよ』っていう女子へのアプローチで、
花嫁先輩の七光りの君を、矢尾君てば腹黒でちゃっかり利用してきたんだ。
このような場合、大人の国の会社だと、便乗商法をしかけられた側の企業は気分を害することだろう。
でも、ここは学校の国、
まさか君は今、自分をオレアピールの道具にしてきやがった売名矢尾君にムシャクシャしているのかな?


