おとり化粧室


女子高生はアイドルで、
視聴率高い番組に事務所の力でレギュラー獲れる新星に嫉妬するなってのがムリで、

『受かるよ余裕』って見下してた地方のオーディションにさえ落ちる君たちは、

キラキラの中央で笑ってる子の場所を『いつかアタシが!』と、負けん気で頑張ってるのだから、

そりゃあラッキー、大型新人の悪い情報を広めたがるんだ。


足の引っ張りあいをする暇があるなら己を磨けと若者に説教したくなる大人が、

学生のリアルがどれだけ泥臭いか、ちょっと分かりたいとパフォーマンスしてくれたなら、きっと教室は三秒ぐらいマシになるかもしれない。



『聞いただけの噂だからアタシは悪口言ってる訳じゃないよ、そこ誤解しないでね。アタシは悪口言う奴だいっきらいだもん。

てかアタシ一人じゃなく皆が話してるんだよ、したらただの事実でただの情報なだけなんだし、それを口にするのは別に問題ないデショ?』


遠い昔、悪者に襲撃され洗脳されちゃった学校の国だと、この意識が基礎となってしまってるんだ。

でも、諦めちゃいけない。
学校の国に僅かに残った良心、ペラペラ広めないエンジェル生徒も住んでるのは本当だ。



ただ、一つ難題があって、

『高校デビューなんだって』
『嫌われてたらしいよ』

みたいな悪意あるソレをうっかり聞いちゃった場合、直ちに標的を庇ってあげられない時点で、

良心エンジェルズも噂好き低俗ガールズと同罪なんだ。

となれば、