『聞いただけの噂だからアタシは悪口言ってる訳じゃないよ、そこ誤解しないでね。アタシは悪口言う奴だいっきらいだもん。
てかアタシ一人じゃなく皆が話してるんだよ、したらただの事実でただの情報なだけなんだし、それを口にするのは別に問題ないデショ?』
環境に言い訳して、学校中の全員に知れ渡ればいいのにって、誰もが皆、思ってた。
『うそだぁ、証拠は?』
確かあの日、揉め事を嫌うルルナは問いた。
『なんかキャラグッツ買いまくってたんだってー、オークションとかー。昔は暗くて雨季友達居なかったらしいよ。可愛い今の面影ナシで』
玲ちゃんに乗っかれば安心できる澪碧嶺はゴシップ内容を教えてあげた。
『へえー雨季が。』
ひゅったんと雨季は仲良しだから、でしゃばったら後が怖いと計算した君は無難に流した。
ふあふあグループは他のグループと交流しない方針なんだから、噂をほっとけばいいのに、
『へえーふーん? 雨季がアニメ好きとかアタシの日常に何ら影響ないからどうでもいいけど、まあ雨季が嫌われてもいいっちゃあいいのかもしれないかな〜? どうでもいいけどね?』って、
もちろん噂を否定も肯定もしないテクニックを被せ、うすらぼんやり願ってた。
可愛い子のマイナス過去は女子高生的にオイシイ。
二組でイケメンの矢尾君が、『オレは皆ダイスキだよー、でも強めの感じで雨季がタイプかなー』ってプチ告白してたせいかな?
二組でリーダーのひゅったんが、『皆仲良しで親友なんか選べなーい、でも雨季ダイスキ』って誉めてたせいかな?
女子は自分より注目される存在をそんなに愛でない。
だって、


