おとり化粧室


ちなみに、この逆現象、
学校の国に住みつく閻魔様に試練を与えられてしまっている乙女が二組だと雨季で、

(は!?雨季って誰ですか?状態の君は、55ページや221ページあたりを復習するのがベスト)、

中学時代の彼女は同じタイトルのアニメCDを三枚買いっていう莫大な愛っぷりを同級生に目撃されて以来、

クラスメートたちに悪意を込めてオタク呼ばわりされており、


別にイジメられてないけど、
『雨季ガチでレベル高えし』って男子にイジられたり、
『ゥチ雨季マヂ大好きだから』って女子にオチ扱いされてきてた。


雨季イコール失笑の存在、
語尾にカッコ笑いが必須、
イジメっ子がイジメるのを躊躇った結果、イジメられずに腫れ物として特別措置をとられていたのが雨季だった。



ねえ、悪魔なイジメ集団がイジメるのも気が引けるレベルの子、

君の教室にそういう子がいたことを君は知っていたはずだ。

君たち皆は知った上で、しらばっくれてきたはずだ。

そして、そこは学校の国だったはずだ。
ならば、その卑怯な行動こそが普通で、その姑息な生徒こそが正しかったはずだ。


でも、矛盾魔法がかかり、そんな暗黙の了解さえなかったことになってしまっている。



ねえ、大人の国の住民は今まで女子高生を叩くために常識を身につけてきてんだから、

そんな運命を背負った雨季がどうやって現役中学生を乗り越えたか容易に見当がつく生き物だって、

学校の国のお子様たちに期待されても大丈夫かな?


ねえ、若者への警告が趣味な大人なら、ちっとも考えなくても分かるでしょう?