「てか仲良い証拠っ、君チャンって澪碧嶺と趣味が似てるんだねえ」
はあ? 似てる?!
スキンシップバカップルみたいに澪碧嶺の肩に顎を乗せ、
こちらを見てくるひゅったんの目は節穴なのかと疑う。
そう、お察しの通り、君の物語は悲しいけれどダサい作者の意向でストレス増長展開だったらしい。
『うっさい黙れ、澪碧嶺がこのアタシに似せてきてんだよ!』
『アンタ冗談でしょー?! 面白い物集めちゃう系女子はアタシのキャラなんですけどー!!』
事実を叫びたかった。
でも、ここで澪碧嶺と君チャン仲良し説を否定するのは人として変だから、
愛想笑いをするしか道はない。
も、なんで誰も
澪碧嶺パクりって
気づかないの?
なんで??
そして、恋愛物語のヒロインがトントン拍子にモテモテで困っちゃう状況と、とことん正反対な君は幸が薄く、
玲ちゃんもルルナも澪碧嶺が盗作人間って知ってるのに、
ひゅったん女王様の贔屓が澪碧嶺お姫様だって分かってるせいで君の想いを代弁してくれないどころか、
「澪碧嶺と君チャン確かに雰囲気そっくりかも」
「うんうん、澪碧嶺と君チャン双子みたーい!」
ひゅったんの発言が絶対だとばかりに同調ヨイショを始めやがった。
でも、玲ちゃんとルルナを責めるのは空気が読めて当然の女子高生ポリシーに背くため、
魔法バトルで防御を鍛えたら成長できるじゃないかと言い聞かせ、
大人な君は無理矢理憤りを堪えちゃう。


