おとり化粧室


分かりやすく述べると、

駅で反対側のホームに立つ友達を見つけた時、

馬鹿デカイ声で近所迷惑な遠隔会話を行うテンションを許されることや、

プリクラの大行列に並んでた時、

後から現れた知り合いグループを割り込ませてあげようが周りに文句を言わせないこと、


買いもしない試供品のアイライナーで、看板のモデルにヒゲやホクロを描いても店員に見て見ぬフリをされることや、

立ち読みしたい雑誌の前が混雑してる時に無言のオーラで客にどいて邪魔を通せること、


それらは見た目のキャラクターが重要視されるんだって、本当は皆だって知ってるでしょう?


いい人ぶってもダメだ。
君の腹の底が真っ黒なことぐらいお見通しだ。



なに、性格ブスが悪い訳じゃない。
善人なんて奇妙な生き物は、学校の国に存在しないとされている。


――――それを説くのはまだ先の話なのだけれど。


なんて、もったいぶって物語をいちいち意味深に進めたなら、

女子高生ウケするリアルに近づけるかな?