おとり化粧室


チープなブログなんかに行間へ想いが込められてるはずがないって軽く捉える者は、

学校の国を追放されるか致命傷を負うだろうから、女子力の回復を祈る。

大人には難しいかもしれないが、言葉の隙間に汚れなき乙女心が隠れているんだ。



>今日は先輩と遊んだよ
>先輩すっごく可愛いから
>緊張しちゃった

一般的な書き出しだと勘違いしてはならない。

『アタシは人気者の子と遊んだんだよ〜! どうだ?!』って、読者、

つまり親友に尊敬してほしくて、わざと普通に打ってる。



>びっくりだよ!
>先輩、
>読モデビューするみたい
>めでたいっ!

先輩を祝ってる素直な後輩と勘違いしてはならない。

応援してるフリをして、『未来のモデルと知り合いとか凄いでしょ、自慢じゃないけど自慢って思われたらゴメンネ』って、

ちゃっかりアタシの人脈アピールに使ってる。



>だからあれだよ
>プリクラ載せるけど、
>右の子がブスって
>言わないであげてね〜

>あたしも先輩ぐらい
>小顔になりたい
>美白になりたい
>可愛くなりたーい笑

謙虚な子だと勘違いしてはならない。

『よっく可愛い先輩とのプリクラ載せれるね〜自信があるんだね』って鋭くつっこまれない牽制に、先に弁解してるし、

『右の君も小顔で色白で可愛いよ』って褒めてもらうために、自虐を忘れないしたたかさがある。



ほら、たかがブログ、
『ブログなんかに本気になるなんてバッカみたい』って口にすれば、

自分が学校の国に居られない理由を、君が女子高生を目指すなら分かってきたでしょう?

毎日頑張って、指で夢を飾ってる。