顔イマイチ、話ベタ、性格ビミョー、『優しそう』『誠実な人』って紹介されがち、
自分に自信がなくてお金しか取り柄がない意志弱い三十代男性が、
黒髪ストレート取引先の社員に恋をして、
彼女が財産狙ってんのに気づかず、『清楚だ』って溺れ、
数ヶ月悩みに悩んで、なんとかデートに誘えた絵を浮かべてみようか。
冗談っぽく退屈と言われたり、不機嫌じゃないけど少し無口だったり、
ため息をつかれたりスマホを弄られたり、時計を気にされたり貧乏揺すりをされたり、
彼に全く気がないから、自由奔放ワガママ言っちゃえるのを、
それでも嫌われないようお金バンバンかけて美味しいご飯や高級ブランドバック、
なんやらかんやら奢り、貢ぎ、投資し、お金で取り繕う感じ、
やや状況は異なるが、君の今はそういう感じなんだ。
だって、自分が通う高校で比較的目立つタイプの先輩、
そんなお方のお気に入り後輩でありたいのが女子高生の本音であり、
花嫁先輩がどんなにガキでも、それを受け入れる方が、君にとっては利益を生むって訳だ。
好きだから嫌われたくない。
嫌いだけど好かれたい。
ほら、恋愛と友情の歪みは似ているでしょう?
大人の国の重鎮がイジメ問題山積みな学校の国を訪問したいと夢見るなら、
こういう乙女心の儚さを弁えた上でじゃなきゃ、ただの自己満足サンだって、まともな生徒に引かれちゃうのであしからず。
ついでに、日本語が斬新なケータイ小説でイジメ革命を匂わせる作者なんかも鼻で笑われるのがオチだけど、
まあ、学生の君は根が優しいからハッとできると信じられてるんだとか。


