無事に正解したかな?
「それよりジュース、わたし喉渇いちゃったよ〜君チャンさんも甘いもん飲みたいでしょー?」
君の手を握り返し、花嫁先輩は笑顔で言った。
こういう時、『今日暑いもんねー』って、つまんない返しをするのがルックス以外が期待値以下の澪碧嶺、
『スタパ行こーよ玲新メニューがいい』って、勝手に決めちゃうのがリーダーぶりたい玲ちゃん、
『渇いた渇いた!』って露骨に合わせるのが妹気質なルルナ、
そして、
「………………。」
長い沈黙でストレスを堪えるのが君だ。
今回の個人的怒りポイントは二つ。
一つ目は、『いやいやジュース飲める通りはとっくに過ぎましたけど? なぜ今言う? さっき食べ物屋ん通りお前スルーしたぢゃん、さっき言えよ!』ってこと、
つまり、計画性のなさに腹が立ったんだ。
二つ目は、『服買いてぇのはお前だろ?! それよりジュースって何、それよりって何、それよりが今日の目的でしょ、アタシがパシられてる理由でしょ?』ってこと、
つまり、言い方にムカついたんだ。
でも、君は正真正銘、女子高生になりたい。
「ここん四階にタピオカん店ありますよね、そこにしません? 歩かなくて済むし。種類あるしアイス乗っかるし? あたしバニラだから先輩チョコにしてくださいよ〜!」
たった一時間弱で花嫁先輩が元カレみたく優柔不断だって学んだから、主導権はこちらで提案したし、
独断はアレだから、その分ミルクティーにオレンジ、コーラにマンゴー、ジュースが選べる点を配慮したし、
アイス〜のくだりはちょっぴりユーモアを交えたし、まあちょっと『歩かなくて済むし』は嫌味っぽかったかもだけど、
自分の中で完璧だった。
アタシが一番女子高生だって自信があった。
なのに、


