可愛い女子高生アイテム・ヘアスプレーをゲットした君は、
初心を思い出して、同性にこそ可愛いっぷりをのスローガンを胸に、
混沌としたストレスは奥に、
「よーし! たっくさん買いましょっかー!」
明るい笑顔がトレードマークの十六歳を演じにかかった。
「二階が先輩っぽいお店多いですよねー」
「えー、かなあ?」
「ワンピ一枚は欲しいですよね」
「んん〜どうかなぁ」
「着回し術ならストール必需品ですかね?」
「あー分かるかもぉ」
まったく会話に食いついてこないウザさは、とことん無視しようと一人決める。
さっき見たファッションビルと地下街で連結してるここらで一番横に伸びたモールに向かう二人は、
すれ違う男子たちを意識しつつ、とぼけた感じで歩いてく。
ファッション系のエリアから、
社会人が帰りに寄りたいパン屋さん、読書大学生がお気に入りコーヒーショップ、
部活男子の腹ごしらえにぴったりなラーメン屋、恋話女子の定番パフェメニューが豊富な喫茶店、
地元で名を広めたい中学生が出入りするファストフード、飲食店エリアへ、
カラオケのティッシュを配るアルバイト、レモン抱えた買い出しのカフェ店員、
休憩を利用しキャッシュコーナーに並ぶ美容部員、おともだちと駅を目指す私立小学生、
たくさんの人が、今日も街中を横切っていく中、
君と花嫁先輩は、その場しのぎの薄いお喋りと一緒に、ようやく目的地へとたどり着いた。
「地下とかメンズで一階バックとかだし、いきなり二階に行っちゃいましょーよ」
久々のクイズを出そう。
可愛い女子高生らしく後輩が手をとり走りかけると、先輩はどんな裏切りに出るでしょうか?


