女子高生が親友を手に入れ、
仲間と友情を育み悪に挑むために変身する神アイテム・スマホを侮辱するなら、
非国民だと抹殺されちゃうんだってことを、
君がきちんと校舎で生活していたなら、自然と学べているはずだ。
そもそもだ。
皆がノリでしてることを常識で浄化しようとする方が、ツマンナイ奴だと嫌われちゃうんだってことを、
君たちは中学を卒業する前に、知っとかなきゃいけなかった訳だ。
大人の国で度々耳にする台詞、
『ケータイがある今は便利な分、暮らしにくいよな』
『逆に私たちがケータイに使われてるようだよね』
みたいな感じを真似て、
『皆ケータイばっかでオカシイよ?!』
なんて迂闊に正論ぬかすもんなら、そりゃあもう大変、
イケメン君やカリスマちゃん、ファニー君やモテ子ちゃん、クラスメート全員に引かれておしまい。
ゲームオーバーだ。
君には世界を救う使命感が足りなかったんだ。
学校の国で携帯電話様の存在を疑問視するも、黙ってるのが得らしい。
そうして皆が言わなくなるせいで、どんどん君が暮らすリアルは携帯電話様に乗っ取られてくんだとか。
なんて、すべてフィクション、君が主役の偏向物語なのだけれど。
でも、まあ、あれだ。
『待って待って、待ってよ、ケータイごときで何言ってんの、ウケる。ウチらフツーにスマホ使ってるだけだから。いやマヂでなんか、現代の闇とかおっしゃってますが、そんなのスケールでかすぎでそっちのが怖いから! お宅のが闇ですから! もっと軽〜く楽しもぉよ、ね? ヤバイ、おもろい今年一番笑ったんだけど』
こう素面で笑える子こそが、学生社会で通用する女子高生の手本だったりもしちゃう。


