おとり化粧室


さて、学校の国も日本みたいに統治が大変難しいものだ。


ここからは男子の民には意味不明すぎることだろうが、

女子の民が放課後ファーストフード店で繰り広げるあるある話を想像したらいい。


飾り棚コーナーに、かぎ編みコースターの上にくすんだ小瓶が乗って、

隣にリスの人形が座ってたりなんかしたら、その部屋の主は可愛い。

マスキングテープでふちどった古紙に、一文字一文字スタンプを不規則に並べ、

メニュー表を作れちゃうカフェの店員さんは可愛い。


そんな感じがぴったり、

遅刻する気まんまんのグループは、教室で注目株の『ふわふわモテ子の集いッ★』と言いたいところが残念、

七割の無垢な同級生には『女の子らしいナチュラルさん』と好意的に、

もしくは『重ね着し過ぎだろ』と否定的にも自然体ファッションだと認識されているものの、


残りの二割、オシャレに追随した面子には、

蔑んだ目で『ギャルは男ウケ悪いしお嬢様風は狙いすぎで同性に嫌われるって計算してるからこそ、

相手が気を許し易い抜け感あるふわゆるコーデを好んでて、中途半端に女を出す隠れビッチ』という不名誉な位置付けをされているが、

君たちは素直だから少数派の意見の存在に気づいていない。



むしろ、