『この話おもんなさそう』と、ブラウザの戻るボタンを押すのは早い。
女子高生はパケ放だから、別にお金ぐらい気にしなくていい。
そう、たかが数ページでここまで神経を逆なでしてくる話も珍しいので、
どんなエンディングになるのか興味がわき、アンチ目線でブックマークをした。
さて、スマホに夢中でも君は今、皆と居るんだから意識を外に向けようか。
「君チャンも先輩になんか言ってあげてよ〜!」
ルルナに振られても、聞いていなかったので状況が掴めず、
その場しのぎに適当に笑ってみたら、
「もー君チャンふつーにウケる〜」って、なぜか玲ちゃんとも会話が成立したんだけど、
これも女子高生が使える魔法の一つだったりする。
「ひどいよ君チャン〜!」
しかも、今回は威力が強かったのかイケメン先輩にまでうまく作用したらしく、
場のノリは最高、正に女子高生っぽい青春勝ち組華やかな空気が漂っていた。
ほら、第三者に明るい風景画と映るノリとは、なんとなく便利だと学べたことだろう。
あーあ、
帰りたいな
それでも、君は一人だけ皆の学生テンションについてけなかったのだけれど。


