女子高生って朝食のエネルギー全てをお喋りに注いで、授業は大丈夫なのかな?
「恋愛って気づかないうちに人生占める部分でおっきくなるよね、核ってゆか。冬夜と付き合ってなきゃ今の玲は居ないし。
受験する高校だって冬夜は落ちたからアレなんだけど、玲元々女子校希望だったんだけど、
本当はウチの高校冬夜が受験するってゆから、玲も離れたらまた浮気されるって当時幼い発想だけど冬夜と一緒にしただけだから、
冬夜居なきゃさ、したら玲は澪碧嶺たちに出会えてないじゃん? ここに今皆で居るって凄いことだと思わない?!」
ぺらぺらぺらぺら、
しかも、冬夜がうちの学校を選んだ理由は、中学時代に仲間だったイケメン先輩を追いかけてたことがきっかけだから、
イケメン先輩が冬夜に『高校なってもオレの後輩で居ろよな!』って、
大人にはファンタジーな青春契約してなきゃ、
冬夜は他の学校を視野に入れてただろうから、イケメン先輩の存在があってこそ、
つまり、人と人との繋がりは素晴らしいって結論で、玲ちゃんは一人で落ち着いたらしい。
女子力高い女子高生のお喋りは、だいたいこんなんだ。
一グラムも面白くないし、オチをつける努力が見受けられないし、
無駄に時間とるし、どんな話題でもパターンが決まってる。
よって、大人だからって辛抱し、興味アリアリな態度で丁寧に相槌を打つのは疲れちゃう。
まあ君は現実逃避か、ケータイ小説を読んでいるのだけれど、
澪碧嶺とルルナが何を思い耳を傾けているのか、結構な謎だ。


