「冬夜って中学ん時に浮気しまくっててね〜しかも玲の後輩とか。玲もう信じれなくてご飯食べれないし寝れないし涙しか出ないしマジ死のうかと悩んでたんだけどねー、
鬱なるし涙止まんないしほんっとーに悲惨で。でもなんかやっぱ今こーして続いてるって凄いなあって、すれ違いがあるから成長したんだなーってねー、恋愛ってそゆとこあるよねー」
「あるある! 分かるそれ」
「冬夜、ほんと大人になったよ、うん。玲まあ昔はやり直すって決意しても思い出したくもなかったけど、笑えないし地獄だし、
でも今振りかえれば可愛い思い出になるよねー、なんかお互い若いなーて。冬夜別人だしねー……変わった、ほんと変わった……」
「あー。ねえ、それだけ玲ちゃんが好きだからだよ、年々良い関係なってるよねー、ってウチら三年前出会ってないけど?」
ホームルームが始まる前、
澪碧嶺の机を囲って、ふあふあグループは今日も個人営業、アタシを売り出し中だ。
さて、久々のクイズを出題しようか。
ちなみに正解確率は大人百パーセント、子供三パーセントだ。
ルルナと澪碧嶺は、玲ちゃんのネタでないならアレでしかない話題に、
素直に共鳴してる可愛い女子高生そのものなのか、
あるいは、『おもんねー自分語りしつけー、女子か!!』って、イジる男子に同意しつつ、
親友として、聞き手に徹するコミュニケーションの博士なのか、
どちらでしょうか?


