ひゅったんにイラっとした。
可愛い子に頼られるアタシに酔っちゃってて、澪碧嶺の背中に手を添え慰めてあげてるアタシに二日酔いしちゃってて、
「大丈夫、ひゅがついてる」って、ポエム投稿しちゃってて、
とことん親友っぷりを披露してくるから、とりあえず気に食わなかった。
「澪碧嶺んこと大好きだぁよ? 玲ん宿題手伝ってくれたり冬夜と上手くいってない時は玲んこと励ましてくれたりしたよね?
こんな優しい子、嫌う理由ないもんっ! なのになんか、なのにそんななのに傷つけてごめんね?」
玲ちゃんは謝った。
「泣かせちゃったんだもん、許してくれなくていいよ、でも今までどおり私は澪碧嶺を親友って思うのは許してくれる? 私にとって澪碧嶺は特別なの」
ルルナも謝った。
「澪碧嶺ごめんね? あたしたち皆澪碧嶺が好きなんだよ?」
君も謝った。
「ウチこそ泣いてごめんねえ」
澪碧嶺も謝った。
仲直りは簡単だ。
泣いてる子に全員が抱きつけばいい。
体育祭リレーで転んで失態した子を励ますノリと匂いが似ている。
近代的ヒロインティック女子高生ショーは始まってしまっていた。


