おとり化粧室


夢がいっぱいな漫画やドラマ、小説や映画、

日本の国のリアルってやつに憧れてる学校の国の生徒たちは、

女子高生そのものになりたいって、ステレオタイプ言動を無理して頑張っちゃう。


色々と『アタシを楽しむパターン』があり、何をいくつ選び『どんなアタシを着飾るか』は、個人の自由だ。


彼氏と最近平凡でつまんないから、愛を疑って泣いてみせ、刺激を求めてみる純愛プラン、

親が仕事で忙しくして尻拭いしてくれないから、全く問題ない発言に傷ついて家を飛び出してみる孤独プラン、


特にすることがなく考え事をして時間を持て余してるから、

『アタシ空っぽだぁ』って捨て犬に話しかけてみる自己嫌悪プラン、

または、カンニングしたやら補導されたやらブログを更新し、

非常識ぶりを披露し『アタシ痛いよね?』って勲章にしてみる自己顕示欲プラン、


ちょっと学校が物足りないから、文化祭を利用してクラスを対立させてみせ、そんなトラブルを全員が放課後語り合って再生させてみる友情プラン、

などなど、ニーズの数に合わせて、台本は用意されてる。


皆は女子高生になりたがってる。
自分が夢見る女子高生に近づけるよう努力は惜しまない。


ねえ、学校の国では先生が『皆が主役です』って当たり前に言うんだけど、

誰も脇役をやりたがらない傲慢さがリアルホラーってやつじゃないのかな?