おとり化粧室


女子高生の物語に、主役は二人も必要ない。

読者の混乱を招くし、作者の力不足が目立つ。


ひゅったんがヒロインの武器、正義感を正義にしたら正義の権利で自分の罪とかほっといて、

君たちを説教するイベントで平凡な毎日に刺激を、


『可愛い澪碧嶺を救うなんてさっすがひゅったん! 頼りになる優しい惚れた』って、

ちやほやされる明日に期待を、


欲を持って、鼻息荒く自信たっぷり舞台に上がったら、

瞬殺だった。



「っふ、」

お砂糖でできた美少女が泣き出してしまい、一気に観客席は彼女に注目してしまうしかない。

湿気でとけた砂糖は手を汚す生活の知恵を働かせ、

この場合、涙でベタベタなシュガー魂は触らないのが最善だが、学校の国に限りそうはいかない。



「澪碧嶺ごめん、そんなつもりないから誤解だから! 大丈夫?」

澪碧嶺の悲しむ原因を自覚してる君は、すぐに謝るし、


「ハミゴする訳ないじゃーん、こーんな可愛い子を! 泣かないでよ」って、

冗談っぽく振る舞えば、だいたい丸く収まると熟知してる玲ちゃんはふざけ半分慰めるし、


争い事を嫌うルルナは、「みゅあね、大丈夫だよ?」と、

もう解決してるじゃないかって励ます。



ひゅったんが庇う澪碧嶺に嫌われたら自分が悪霊にとり憑かれるって、

『お願い澪碧嶺、アタシだけは許して』って、必死だった。



女の子の友情って何?
女子高生の親友って何?
女子の青春って何?

大人は真意を問いたくなるらしいが、学校の国にあふれてる答えが見えないのかな?