こちらに刃を向ける敵が、ひゅったんだったせいだ。
『澪碧嶺をいじめてるよね?』って、答えが分かってる癖に質問文にするあたり、
さすが力量に信頼が高い一年二組の女王様だ。
玲ちゃんもルルナも怯えて、罰ゲームで粉を被った勢いで顔が真っ白だ。
二人同様、君もひゅったんにバレたことが怖かったけど、
それより何より、無関係なのにしゃしゃってくるひゅったんに腹が立った。
たとえ、澪碧嶺がふあふあグループでイジメられてたとしても、
学校の国ではことなかれ主義にほっとくのが大人っぷりの見せ場だし、
両者の言い分を聞かずに、何も知らないのに、偉そうに首を突っ込んでくるとか、
ただのトラブルメーカー、まったく意味不明すぎる。
「澪碧嶺、おいで」
しかも、ひゅったんの後ろから見慣れた美少女が登場しやがった。
可愛い澪碧嶺、真似っコ澪碧嶺、人気者澪碧嶺、ウザい澪碧嶺、
普段は身分を隠して平民の暮らしをお勉強中、キラキラ澪碧嶺は特別な存在、
隣に居る子を輝かせてあげられる力を持つ女神、
澪碧嶺を飾るやいなや、たちまちひゅったんがオシャレな女子高生アイコンに相応しく感じるのは何故かな?


