「それ玲も思ってたよ! こんなんじゃあいくらルルナ性格良くてもルルナそろそろネムがストレスになっちゃうよね?!
玲たちどしたら良いのかなあ……も、自分が情けないよ」
玲ちゃんってお化粧が神業なのが関係してるのか分からないけど、
君より遥か高度テクニックで、澪碧嶺をはめようとしてきやがった。
ルルナの名前だけを利用して、勝手に自分たちを正当化できる話術に長けてるのって、
逆に尊敬できないかな?
これだけ頭の回転がはやいなら、君たち可愛い女子高生は詐欺師に向いてる。
おめでとう、進路に悩まなくて済む。
「君チャンも玲もつらいね、なんか、うん、玲こんなんでごめんね?」
今度は玲ちゃんが君の肩を掴み、
彼氏が彼女の前でだけ弱さを見せる要領で、首筋に顔を預けてきた。
同性愛じゃなくって、肌に触れるスキンシップって男子へより女子同士のが凄く心に訴えれるっぽくって、
根拠はないが、より親密になれるっぽい。
「玲、ちゃん、」
「君チャン」
ごらん、真の親友が完成しちゃった。
……なんか、
ひきつり笑顔を止められない。
嬉しくてしょうがなかった。
楽しくてどうしようもなかった。
笑わずにはいられなかった。
だって、玲ちゃんは君と同じく『あんな子、皆に嫌われたらいーのに』って黒魔術の練習をしてるんだ。
ふあふあグループの看板娘をバッシングしたがってるんだ。
「……ブログ、続き、読んで?」
君が唱えた呪文に、世界の果てで平和を訴える天使さんたちが可哀想に泣いてる。


