面白くてたまらないって顔で、玲ちゃんは君と一緒に澪碧嶺を叩いてたんだけど、
いきなり君がひゅったんを気にかける優等生になっちゃったから、
『え、なにこの変貌っぷり、は、アタシだけが悪口で盛り上がってたの? どゆこと?』って、
君に困惑したはずだろうが、
彼女だって、可愛い女子高生を夢見る仲間だ。
バカじゃない。
『もしかして今アタシだけが悪者に見えてる? やばいよ早く好感度取り戻さなきゃ』って、
女子力回復の使命に従い、
『ほんとひゅったん可哀想すぎる、……ネム可愛いのにこんな人だなんて思わなかったよ……ネムが……玲リアルに信じたくないよ』って、
泣きそうな顔で言ったんだと推測される。
さて、
『ほんとひゅったん可哀想すぎる、〜〜(略)〜〜玲リアルに信じたくないよ』を、
女子力高く抄訳すると、
『さっきの陰口ゎ嘘ゥソ! ぁんなのノリだょ〜、ただアタシゎひゅったんが心配なだけだょ?』って、
ちゃっかり自己防衛の技を使ってるってことなんだ。
でも、生まれつき可愛い澪碧嶺を攻撃できるこのチャンスを逃すのは惜しいらしく、
『彼女は親友のアタシが信じたくないレベルで極悪人です、親友だから信じたくないけど……』って、
チクりとあわせ技をかけてもみてるんだけど、
オシャレな女子に恋する男子諸君の何人が見極められてるのかな?
君と玲ちゃん、どっちがビッチに映ってるのかな?
鏡の前で決め顔チェックする要領で、変身魔法をとき自分と対峙してみようか。
そこにはどんな女子高生が笑ってるか、適当に似顔絵を描いてみよう。


