賢い君になれる演技指導はその道のプロを雇うより、脳内の自分にお願いするのがマストだ。
だって、学校の国では、心をオープンにするピュアガールが損をするって風潮で、
むやにみ他人を信用しちゃ、親友だからこそ相談したがばかりに利用されちゃう色が強いんだ。
冷静さが未来を左右する。
震える声を準備し、瞳を潤ませ台詞が終わるまで玲ちゃんを見つめてみようか。
「ひゅったん可哀想、……なんかひゅったん騙されてるね……」
さっきまでの君は、やっぱりちょっとビッチだった。
あれは悪口で澪碧嶺に非があったとしても、やっぱりちょっと意地悪が過ぎた。
そこで、変身魔法が得意な君が、壊れちゃいそうな女の子になりきってると、
個人差はあるが、あっという間に効果があらわれちゃう。
「ほんとひゅったん可哀想すぎる、……ネム可愛いのにこんなヒドイ人だなんて思わなかったよ、……ネム、……玲リアルに信じたくないよ」
澪碧嶺バッシング台本を、ひゅったんを心配する章に君がすり替えたなら、
アドリブがきく玲ちゃんもノッてきてくれたんだ。
玲ちゃんと君の連携プレーは素晴らしい。
『さっきからアタシたち澪碧嶺の話なんかしてないし、ずっとひゅったんの無垢さについて語ってただけだよね』って、
また過去を錯覚できちゃった。
あまりの早業だったせいで、ついてこれない子がいるかもしれないので、
ゆっくり考察してみようか。
まずは君、


