おとり化粧室


『本当に悪ぃ人なんて居ないんだょ! アタシゎ信じてる! たとえ裏切られたってそれでもアタシゎ信じたぃの!』


純粋で何事にも一生懸命な学園ドラマの主人公たちは、

女子力高い故に、物事にはデメリットがあるっていう基本的な発想がない。


一人として疑わないし、悪者は改心する設定だし、
可愛い女子高生は平和主義者って分かってるかな?


誰かがよかれと思ってブログで自分について語ってたりなんかして、

自分の個人情報バンバン流出させられてようが、

自分の行動が自分の知らないところで常に監視されていようが、

そんな怖いことは自分に関係ないって信じてるんだ。




そして、学校の国にまつわる禁断の書物、ついに澪碧嶺のページは開かれた。


しかし、あまりに小さな画面を覗き込むのは暑苦しいと判断したのか、

「二人で見にくいね、玲が澪碧嶺ん読んであげる!」という玲ちゃんの粋な計らいで、

朗読会が始まってしまう。



さて、君たちの個性を尊重したいがために重ね重ね申し上げるなら、

君たちの言動はビッチじゃなくて、どこの学校にも普通に居るクラスメートの一例であって、

ただ、リアルなだけだ。

人間味のある物語に引かない斬新な方法は、君たちの親目線に感情移入してみることかな?

もしくは、
ブログがあった今と、
ブログがなかった昔、
どちらがオシャレな女子高生なのか、一度ゆっくり考えて、

暇潰しに制服を着てみたらいいのかもしれない。