悲惨にダサい子とか中途半端にイキがった子、オタク扱いされてる子とか皆に嫌がられている子、
教室では人権を無視されがちなメンバーと仲良くしていたら、
同じ層とはまあまあ交流できても、
キラキラした親友は増えないし、チヤホヤされてる男子には見向きもされないしで、
結果、
恋愛に友情に部活に勉強、オシャレに青春頑張る可愛い女子高生らしさをイマイチ発揮できないんだとか。
おかしな話で、君自身の外見も内面も同じでも、
どんな女友達で自分をコーデするかで、生活が一変してしまうそうだ。
いけない、お断りを忘れていた。
これは学校の国で語り継がれてきただけのお話なので、
そんな信憑性もないモンにイラっとし、突っかかって反論しないのが大人の見せどころだ。
先に言い訳がととのったところで続けよう。
仲良しグループ編成で、
好かれてる子と嫌われてる子とか、美少女とブスとか、アンバランスな図があったとして、
そこは前者に『あんな子にも優しくしてあげてあの子は凄いいい人』と、
後者に『あんな子に選ばれてるならあの子実はいい人なのかな』って、
好意的に評価されるかと思いきや、
それは稀で、
リスクを避けたい皆は確実に恩恵を受けられるよう自分と同じレベルの子とアイドルする。
だから四月のあの日は、女子にとっては生死の分け目なんだ。
このチープな噂を、何人が信じるかな?
リーダー娘とハミられっ子、
愛され娘といじめられっ子、
八方美人娘とウザがれっ子、
ねえ、ギャップあるメンバーで成立されたグループが、教室に何組存在してる?
それこそが、女子の闇のすべてを可視化させてるらしい。
まあ、君以外にとっては、こんなくだらない言い伝えなんか冗談なんだろう。


