おとり化粧室


今の十代を嘆く、または批判したがる大人たちも自分の青春時代を頭に浮かべ、

心に制服を着せて町行く学生を見たら、きっと大丈夫、応援したくなる。



普通の皆は口にしないけど、本当は皆が同じ気持ちなんだ。

ブログで『アタシの親友』って紹介してほしいし、プリクラに親友って落書きしてほしいし、

体育祭や文化祭、何かしら行事では面と向かって、『親友でいてくれてありがとう』って告白してほしいし、

十三歳から十八歳まで振り返る際には、親友の代表例で登場させてほしい。


つまり、一般的な現役なら教室で誰かの親友として存在しなきゃ話にならないらしく、

一人行動とかありえないし、親友ゼロとか終わってるんだそう。



学校の国で生きる可愛い女子高生を本気で志している子は、

小学生が夢見る『親友がほしい』のニュアンスと違う親友を欲してるんだ。


君の場合、どうだったかな?

入学と同時にふあふあグループに所属一ヶ月ぐらいは『誰かと親友になりたい』って青春に憧れていたけど、

どうも価値観が違うせいか微妙に三人と仲良くなれなくて、どうしたんだったか覚えてる?



一過性の恋愛を永遠の純愛と発信し、彼氏を運命の相手と吹聴し、

悩んだり泣いたりするヒロイン希望の毎日が記念日なラブリー高校生らしく、

ブログみたく誇張ナシで、自分の友情歴史をガチでふり返れるかな?