「血の跡、消してこいよ。風呂もついでに入っちゃえば?」 家に入れさせてすぐ、男は言った。 「入っちゃえば?って、何?レイプでもする気?」 「レイプかぁ・・・・」 「馬鹿にしてんの?」 「馬鹿だな、絶対。あんなひどい傷で、よく生きてられるなって思うし」 「生命力、結構強いから」 「マジで馬鹿だ、こいつ」 マジ、ウザいんだけど!? もういい!! 「帰るよ、ありがとね」