アタシは、家の近くにある小さな公園のブランコに座っていた。



イイコチャンと知るまでは、普通の女の子だったのに。




女に殴られて、イジメを受けて、アタシは変わっていった。



つけることができないって程に残っている、青アザ。



腕には、カッターナイフで切られた傷から血が流れていたが、いつの間にか血は固まって流れた後を残した。






・・・・・・けがれて、しまったんだ。




あの日までは、普通の友達だったのに。




傷の痛みと、あまりにも大きい衝撃でアタシは壊れたように泣いた。




ぼろぼろと涙が落ちていくのに、泣き止む気配さえ見せない。




「うぅ・・・・・ウウウッ」


ずっと、声を殺して泣いていたが


「ウウッ・・・・ゥアアアアアアアアッ!!」



夜の7時を回っていたのに、声を上げて泣いた。




人のことなんか、気にしてられなかった。