「もしもし…」





俺は流石にミーティングを抜け出して



その上、でかい声で話すのは



どうかと思って
少しだけ小さな声で言った。






そしたら、普通に



智ちゃんが出てちょっとだけ
緊張した。







「洗濯物を入れて欲しいな~と思って…」






…………はっ?






俺が、智ちゃんの洗濯物を入れる?






俺は、智ちゃんの
思わぬ発言に驚いて



少しの間、言葉を発せなかった。