ままま。そんなこんなで
結果的には俺たちは今
ミーティングをしようとしてる。
「よしっ‼これからミーティングを
始めようと思うっ‼
今度の春季大会は…」
さっきまで俺にハゲだと言われて
テンションが低かった
サッカー部顧問の通称あだっちゃんは
結構、堂々としながら
ミーティングを始めた。
あだっちゃんは
普通に40後半ぐらいのおっちゃんで
普通にハゲてたりして
普通に俺達の顧問を
してくれてる。
プルルループルルルー
そんな中、俺の携帯が鳴る。
「オイ‼斗真っ‼なに、
携帯鳴らして…」
「あだっちゃんごめん‼
ちょっとだけ俺、退場しまーす」
「はっ!?」
ガラガラー
俺はあだっちゃんが怒ってる中
教室を出た。
別に、いつもなら電話が
鳴ったぐらいじゃミーティングを
抜けたりはしないけど、
プルルルー
「智ちゃん?」
今日の電話の相手は
智ちゃんだった。

