「そ、そうです‼一之瀬です‼ってかここアパートひまわりですかっ!?」





確信はしていたものの、
可愛い名前のアパートがここだとは

到底、信じられなくて
大家の澄田さんにそう聞いた。






「そうだよ~。あっ。一之瀬さんの部屋は102号室だからね~」





澄田さんはそれだけ言うと笑顔で
自分の部屋に戻って行った。




えぇっ!?

説明、少なっ‼


部屋戻んの早っ‼


ってか大家さん
超、良い人っ‼





そんな事を色々思いながら

102号室の部屋の扉を開けた。





「えっ!?マジでっ!?」




思わず目が見開いた。


だって、あんなオンボロだと思ってた
アパートの中が


こんなに綺麗だとは思わないじゃん‼