俺の名前は芥川 康太 。
ちょっぴりおバカな高校3年生だ。
そして俺の右で馬鹿づらしながら鼻をほじっている白髪野郎はドイツ人の父と日本の母を持つハーフ、猪狩 要。
そして俺の右→↑左←←LLR……
「ってなんの隠しコマンド!? 」
などとほざいてくれるのはTHE普通の高校生森屋 宗一である。
「てか今日から3日間テストだろ~? お前ら勉強したかぁ? 」
森屋がテンション暴落するような話題を俺と要に振る。
そして要はあごに手を添えながら応える。
「まぁ家康からdogくらいまでしか……」
「どのくらいだ?…… 康太は? 」
「俺か? まぁ日本史の実技くらいはやってきたが……… 」
「戦かい!? それは戦なのかい!? 」
こんな空気を俺が一回仕切り直す。
「よし、じゃあ俺が問題を出してやろう! 」
「おぉ頼む! 」
「おつ田ぱい夫くん、あだ名はなぁ~~んだ?? 」
「明らかに答えから逆算してるよねっ!? てかテスト関係ねー!!」
するとしばらくして要がハッとしたように呟いた。
「……おっぱい……か! 」
「反応おそ!? てかなにマジメに考えてんの!? お前大丈夫かよっ!!?」
さすがにツッコミ要員の森屋もを息切らして、疲れを見せる。